今日は、ひな人形を飾った。
昔ながらの7段飾りで、作業も一苦労であるが、
長女が社会人となった今でも飾らずにはいられない。
過去に一度だけひな人形を飾らなかったことがあった。
すると、娘がはしかにかかったのである。
娘は病気とは無縁の元気印であり、もうすぐはしかの接種を受けるという
タイミングだった。40度超の熱で苦しむ姿が思い起こされる。
そもそも雛人形は、子供の健康と、無事の成長を祝う為のものである。
科学的にひな人形との因果関係は疑問であるが、
私にとっては、心理的安定をもたらす効果がある。
過去の不作為の戒めと、いい年の大人になってもなお、健康を願わずにいられない気持ちが交錯する。
とはいえ最近は、3段飾りのコンパクトなタイプが主流ときく。
7段飾りを3段飾りに集約するか、悩みどころである。