新聞の特集で気になった見出しである。
今日の日経新聞「The STYLE」特集の中での前田有紀さんの言葉である。
彼女は、テレビ朝日のアナウンサーからフラワーアーティストに転身し花の伝道師として活躍されている。
「枯れることも魅力」とは、枯れることが嫌で花を飾るのを敬遠する人に対して、枯れることは魅力であり、むしろ自然とのつながりを感じて欲しいというメッセージであった。
枯れることは“終わり”を意味しているように感じてしまっていたので、はっとさせられた。
花が嫌いなわけではない。若い頃には生け花を習い、一人暮らしの部屋にも生花があった。
ところが、今では生花を買うことがない、仏壇の花も造花である。
効率性を重視し、大切な何かをなくしてしまっていたのかもしれない。
花は不思議な力をもつ、花をとおして自然を感じることで優しい気持ちになる。
たまには生花を飾ってみようかと思った。