母の手作りの白玉団子が大好きでした。おやつに、ゆでたての団子に甘いきな粉をまぶしていただくのが楽しみでした。
あるとき、私の分の白玉団子がなかったのです。おそらく、妹と弟が食べてしまったのでしょう。激しく母に訴え、翌日のお弁当に白玉団子を入れるとの約束を取り付けました。
翌日のお弁当箱は、白玉団子だけが目一杯入っていました。いかに白玉団子が好きとはいえ、まいってしまったのを覚えています。
数少ない幼稚園の思い出です。母の真意を確かめたわけではありませんが、我を張る娘への警告であったと思っています。
頑固に意地を通したために苦い思い出となった体験はほかにもあります。その度に、「あの時もう少し考えた言動ができていれば。。」と後悔してばかりでした。
年を重ね丸くなったせいか、最近は少なくなりましたが、、、
一方、頑固に我を張って成功したのは、「中小企業診断士」へのチャレンジでした。
自分の時間とともに家族にも負担がかかる受験生活を乗り越えて、合格を勝ち取りました。
両者の頑固は、単発の感情に左右されたものか、目的達成のためにあきらめなかったかということで、雲泥の差がありました。
感情が高ぶっているときこそ、一歩下がって自分を見つめなおすことが重要ですね。
今では、白玉団子を見ると気を引き締めるようになりました。